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 ポリスチレンのリサイクル

ポリスチレンのリサイクル
ポリスチレンは最もリサイクルが進んだ樹脂の一つです。
ポリスチレンは再生使用しても強さや硬さの低下が少なく、マテリアルリサイクルしやすい材料です。(詳しい根拠はこちらから
特に、発泡ポリスチレンは消費者の誰が見ても、容易に見分けることが出来る材料であるため、単一素材として回収リサイクルが進んでいます。
ポリスチレンのリサイクル手法
(1) 発泡ポリスチレンのリサイクル
発泡ポリスチレンといわれるものは、以下の3種類に分けることができます。
ポリスチレンペーパー(10〜20倍発泡) ; PSP(Polystyrene paper)
発泡スチロール(50〜100倍発泡); EPS(Expanded polystyrene)
押出発泡ボード( 50〜100 倍発泡); XPS(Extruded polystyrene)

これらの製品は、いずれもポリスチレンを発泡させることにより、断熱性等の機能発現と軽量化による製品コストの低減を追求してきました。しかし、今では地球温暖化という私たちの差し迫った問題に直面し、石油資源の使用量を抑える有力な手段になっています。
リサイクルについては、発泡ポリスチレンが単一素材であるためリサイクルに適した材料であること、並びに熱、溶剤、圧縮等により容量を減らすこと(減溶化)が出来るために、一度に多くの使用済み製品をリサイクルできるという特徴があります。 以下に、発泡ポリスチレンのリサイクルの現状について種類毎に簡単に紹介します。
関連資料: 経済産業省 3R政策 資料)
 (http://www.meti.go.jp/policy/recycle/main/data/statistics/pdf/styro.pdf
(a) PSPのリサイクル
 1) PSPの特長
 ポリスチレンペーパー(PSP)は
  ・容器あたりの重量が軽く、省資源・省エネルギーである。 
  ・ソフトでクッション性があり、トマトや桃などの柔らかい商品もダメージが少ない。 
  ・水分が保持されるため、特に青果物の「しなび現象」防止に効果があり、
   生ゴミの発生抑制に役立っている。
  ・識別が簡単で回収に適しており、再生が容易であることから再資源化しやすい。
 などの特長があります。
 そのため、納豆容器、弁当容器、食品トレー等に広く使われています。 

 2) PSP容器のリサイクル
 ポリスチレンペーパーからつくられる食品容器は年間約140,000t生産量されています。
 そのうち、トレーの自主回収と容器リサイクル法に基づく回収を合計すると、約30%が
 回収・リサイクルされていることになります。
  ・スーパーでの店頭回収
   消費者:トレーを洗浄後、回収ボックスへ
    →容器業者:回収後選別→再生業者:再生製品化 
  ・市町村での回収
   消費者:トレーを洗浄後、分別排出
    →市町村:分別回収→再生業者:再生製品化
                       (参考:発泡スチレンシート工業会HP)
(b) 発泡スチロール(EPS)のリサイクル
魚箱や緩衝材に使われる発泡スチロールは、マテリアルリサイクルとサーマルリサイクルの合計が約81%に達しています。海を汚さない、国土を清潔に保つという啓蒙活動が大事なことで、日本はこの面で最も進んだ国の一つとなっています。
詳しくは発泡スチロール協会のHPをごらんください。
http://www.jepsa.jp/
(c) 押出ボード(XPS)のリサイクル
押出ボードは、ポリスチレンに発泡剤、添加剤(難燃剤等)を溶融混合し発泡させ、そのまま板状に押出し、冷却工程を経て切り出して製品になります。断熱性が高く、軽量でかつ圧縮強度が強いことから、住宅の断熱材、冷凍倉庫、土木建材、畳の芯材等に使われています。
リサイクルについては押出発泡ポリスチレン工業会のホームページを  ご覧ください」としてください ( http://www.epfa.jp/ )

(2) 家電・OA製品のリサイクル
成形工場等の生産工程で発生するインナーロス等の廃ポリスチレンは品質及び組成が明確
なので、そのまま再溶融されリサイクルされています。

市場から回収されたポリスチレン製品でも付着物や異物を除けば元のポリスチレンとほぼ同等の機械的性質を維持しており、ポリスチレンは再商品化するマテリアルリサイクルに適した材料といえます。TV筐体などでは、PS製品へのマテリアルリサイクル技術が開発されています。

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